イスタンブールでの洗礼

アラム語教会なるものがイスタンブールにあることを知った。

ゴッドファザーは、イラク生まれのスイス人、ゴッドマザーはイラン生まれ。

いずれも母国語がアラム語。

この教会で出会ったイラク人キリスト教徒達は、イスラム教徒の襲撃で、イラク北部を追われ、難民としてこの教会で、国連の難民高等弁務官の指示を待っている。

ヤカン神父はフランス語、アラム語、トルコ語を話す。何度もジュネーブの国連事務所へ行き、キリスト教徒難民の受け入れ国との交渉を行っている。

聖職者でありならが政治的手腕を持っている。

そうでなければ、多くの難民を救えない。

教会がシェルター、学校、砦、キリスト教徒用ホテルになっている。

トルコ政府の勢力が及ばない聖域。

外から見るとわからない。

厳重なチェックで中に入ると、そこは秘密教会。

その通りは、オルトドックスの教会や小さい教会、秘密の教会、キリスト教の店などがある。

イギリス大使館の近く。

赤ちゃんが大勢生まれた。赤ちゃん達と一緒に洗礼を受けた喜び。

赤ちゃんのお母さん達も、日本から来た人と一緒に洗礼を受けて嬉しいと言って下さった。

皆さんが歌ったアラム語の賛美歌が素晴らしく泣けて来た。

私のために洗礼の機会を用意して下さったジェラルドさんに感謝する。

これらのイラク人の方々が、すでにフランスや米国で幸せに暮らしていますように。