2度目のリバーボード:
ずっとお天気が悪かったし、気温が異常に低くなったから、ご無沙汰していたリバーボード。
水温が低いと、身体を冷やすから、ちょっと様子を見ていたけれど、月曜日の気温が29度とヤフー天気予報に書いてあったので、その前日の日曜日に予約を入れた。
当日の朝、ものすごく良いお天気で、まるで夏の日のよう。
初めて戻って来た太陽という感じだった。
さて、2回目のリバーボードは、どんどんドルフィンキックをしながら、進んで行った。
午後も予約が入っているだろうから、ゆっくり進むと次の営業に差し障りがあって、申し訳ないという気持ちがあったから。
前回は、川に浮いていることが気持ちよく、川の流れとともに進んで行く自然と一体化する感覚を楽しんだけれど、そういうことは、リバーボード・ベースの営業の妨げになる。
なるべく早く進んで、次の人、そのまた次の人たちの面倒を見るために、早く終わらせ、車を川下に用意して、電動自転車で戻り、次の人たちを迎えなければならない。
だから、ゆっくり味わうみたいなことは、厳禁なのだ。
はい、こっち、という具合に、インストラクターに常にボードに手を置かれ、引っ張って行かれる感覚が嫌で、そうならないように、急いで逃げて、自分で泳いで、先頭を行ったことが何度もあった。
「今度は、速くていいねえ」と褒められた。
リバーボードをやっている時間は、柔軟体操や、説明の時間を省くと、わずか40分弱かもしれない。
岩陰にみんなで集まるという時間をなくすと、30分くらいで軍畑の終着点に到着するかもしれないけれど、それだとあまりに短くて、やった気がしなくて、それで¥8000だとコスパが良くないと思われるかもしれないから、1時間になるような時間配分をしているのだと思う。
思うに、このスポーツを楽しむには、リバーボードを買って、ウエアやヘルメットも自前のものを用意して、下流に車をあらかじめ停車して、ということをすれば、自分のペースでゆっくり、自然と一体化しながら楽しめるのだと思うけれど、その正味40分のためにする準備や装備のことを考えると、自分ではとてもできないスポーツなのだと感じた。
スリル満点で、すごく楽しいし、その時はいいけれど、着替えを含めて、その前後の時間がかかりすぎて、時間効率がちょっと。だから、私にはやはり、着て来た服装でそのままスラローム艇に乗り込める、コスパのいい(¥6500で2-3時間)カヤックが合っている。
平成3年9月13日 月曜日
3回目のリバーボード:
鹿児島で嵐の日に1人でサーフスキーで荒れた海に放り出され、ほとんど遭難状態になって以来、もうカヤックを漕いでいない。夏の最後の日なので、フラワーとカメさんの3人でリバーボードをした。
台風による土砂降りが続いた後なので、川の水量が多く、水が少ない時にはできた1、2回目の上流でのリバーボードはできず、今回は、前回の終着点(澤井?)から、青梅までの勾配が少ない区間を進んだ。
大きな岩を避けながらのスリル溢れる流れではなかったけれど、それでも大きな波でひっくり返されることが2度ほどあり、楽しく過ごせた。一番良かったことは、白サギとアオサギ(実際には黒い)が目の前に何度も現れて、目を楽しませてくれたこと。
遊歩道になっている上流と違い、両側は自然だけ。これはすごい。都内にこのような場所があったとは。
水面を進んでも進んでも、両側が生い茂る林だけなんていう場所は、もしかしたら都内ここだけなのではないだろうか。
多くの都民にこの自然遺産を知ってほしい。リピーター割引で¥7500。ありがとうございました。